脚本/奈良宙生
ジャンル/ファンタジー時代劇(忍者活劇)
公演予定・・・2019年4月{予定}
背景・・・慶長二十年、天下二分の大戦であった大阪の陣は徳川幕府の勝利に終わった。
戦国の世は終焉を迎えた。戦なき時代の幕開けである。
しかし、そんな太平の世の中から取り残された者たちがいた・・・
忍者・・・忍者とは、大名に仕え{もしくは雇われ}その手駒となって極秘裏に動く隠密武装集団である。
その活動は多岐に渡るが全容は不明であり、真実を知る者は少ない。
忍者は戦場でしか生きられない。人々から必要とされなくなった彼らはこれからどう生きてゆくのか・・・
プロローグ・・・時は元和元年、ある雨の夜のことである。女の叫び声が深い森の中に響く。女の名は香澄。山賊に追われているのだ。
懸命にぬかるみを走ったがとうとう囲まれた香澄。まだ若い彼女の肌をゆらゆらと山賊の手にある松明が照らしている。
香澄はこれから待ち受ける恐怖を覚悟し、固く目を閉じた。一歩ずつやらしく近づいてくる山賊達。
すると、灯りの外側、夜の闇から一人の男が香澄と山賊の間に割って入って来た。
この男、物腰は柔らかく、見た目も軟弱。止めに入ったはいいが山賊を相手になんとも頼りない。
当然山賊は、この男を殺そうと次々に刀を抜いて襲いかかっていく。
しかし次の瞬間には四、五人ほどいた山賊達はたちまち男に打ちのめされてしまった。人は見かけによらないと云うが、
この男はただものではない。香澄は男に礼を言い、名を聞いた。
男の名は月森栄。旅をしながら商売をする薬売りだと名乗った。だがそれは嘘である。
彼の本当の姿は真田忍軍の一人。かつて「朱色ノ鴉」と恐れられた忍者だった男だ。
戦の後は訳あって旅をしている。香澄と出逢ったのはただの偶然。
香澄は何か恩を返すため、自らが居候している古びた寺に栄を案内した。
しばらく雨にうたれていたが、ようやく二人の前に寺の灯りがぼんやりと見えてきた。
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